【ハワイの歴史】ハワイ旅行をより充実した旅行にする 本を3つ厳選!

“満腹太郎”

GWも中盤を超えて、日本に帰国する方も増えてくる時期に入りました。
今や気軽に行けるようになったハワイ旅行ですが、ただ行くだけでは勿体ないです!
その土地、その都市、その国の歴史などを予習していると、現地で思わぬ発見をすることがあります。
次回の旅行に向けて、ハワイの歴史を勉強してみませんか?

 

 

①ハワイの歴史と文化 悲劇と誇りのモザイクの中で 【中公新書】:矢口祐人

・日系アメリカ人(移民)の歴史
ハワイには数多くの日系アメリカ人が生活をしています。
現在のホノルル国際空港の名称は「ダニエル・K・イノウエ国際空港」であり、ハワイ州出身の日系アメリカ人連邦議員であった方の名前を引用されています。
いまでこそ市民権を得ている日系アメリカ人ですが、1世や2世の時代は恵まれた環境ではありませんでした。
もう少し時代が進むと、太平洋戦争も勃発します。
その彼らがどのようにしてこの時代を生きてきたかという点を、この著書では忠実に書かれています。

また、現在ハワイで生活している、4世や5世の日系アメリカ人がどのようなアイデンティティなのかなども考察されています。
著者は、ハワイにいる日系人を「(日本に住んでいる日本人と)同じ日本人」と思ってはいけないと述べていて、「ハワイのジャパーニーズ」であると同時に「ハワイのローカル」としても生きていると結論づけています。

・観光地としてのハワイの歴史
太平洋戦争が終結してしばらくすると、日本では海外旅行が自由化され海外旅行を夢見る日本人が多くなりました。
認知度はあがっていましたが、あくまで芸能人の保養所としてや限られた人しか行けなかった場所であったハワイが、その後バブルに突入すると「気軽にハワイ」へ行ける時代となります。
定番の観光地として不動の地位を得たハワイですが、観光地開発に対してローカルから疑念を持たれていると著者は書いています。主に景観の変化や環境破壊などです。この著書では年代ごとの写真を掲載して、その変化ぶりを伝えています。
少し前に「このまま行くと、10年ほどでワイキキビーチが消滅する」と報道されていましたが、かなり前から環境破壊などについては議論をされているようです。
著者は「観光とは、ある土地の人がよその土地を訪れる行為であり〜訪問する側と訪問される側の双方に、他者を理解しようとする意志がなければ、充実した出会いの可能性は生まれてこない」と述べています。

 

単純に旅行を楽しむのではなく、どのような歴史をたどって現在の観光地ハワイが出来上がったのという点がとても勉強になります。

追記:沖縄からの移民も多かったそうですが、本州に住む日本人とは文化や方言がかなり異なるせいもあって、日系人グループからも仲間とはみなされない境遇があったそうです。
以下の本ではその沖縄からの移民にスポットを当てています。

②ハワイ王国(カメハメハからクヒオまで)【イカロス出版】:矢口祐人

・カメハメハ1世によって確立されリリウオカラニ女王統治時代の1893年に崩壊した、ハワイ王国の歴代王と、その時代に重要な貢献をした者の生涯を紹介しながら、王国の歴史に焦点をあてて描かれています。

 

・「今でこそハワイはアメリカ合衆国の一州であるが、もともとはアメリカとは全く別の立憲君主国家だった。しかしハワイが独立した王国であったことは、アメリカ文化の圧倒的な影響力のもとにある今日、観光客には忘れられがちな事実である」と著者は述べています。

 

ハワイには歴代の王たちの名前があしらわれた道路や施設などが多数ありますが、そのような聞き馴染みのある人命や地名などから歴史を紐どき語られているので、とても読みやすい一冊でした。
初めてハワイに行く人も、何回もハワイに行った人も勉強になると思います。

 

現在でも根強く残るハワイ王国の名残を読み解くのに最適な一冊です。

③真珠湾を語るー歴史・記憶・教育【東京大学出版社】:矢口祐人・中山京子・森重岳雄

・真珠湾攻撃から半世紀以上経っていますが、アメリカとの日本では「語れられ方」が違うという視点から、相互理解のために日米双方の研究者と教員が、教育の現場で次世代に向けてどのように教えて行くべきかを模索するワークショップの内容をまとめられたものです。

 

・すこし難しい内容ではありますが、お互いの主張がしっかりと書かれているので、アメリカ側の考えを読み解くことができる一冊です。

 

・このワークショップに参加したアメリカ人の教員は、終了後自分が住んでいる州に戻り、ワークショップに異議を唱え行動を起こしたそうです。このことからも分かるように、現在でもお互いの主張を分かち合うことは容易ではないこともわかります。ただお互いの考え方を受け入れられなくても、まずは知ることが大切だと思った一冊でした。

 

少し前の報道で、アメリカ人の大半の人は原爆投下を正当だと考えているという結果が出ていましたが、日本人には到底受け入れられない事実だと思います。しかし原爆投下が戦争終結を早めたのも紛れも無い事実なので、この辺りの話は本当に難しいですよね。

 

美しいハワイのビーチで過ごしているとこのようなことはなかなか頭に浮かばないですが、日本本土から遥か彼方であるこのハワイの真珠湾に日本兵が攻撃に来た事実を思うと、考えさせられるものがあります。

 

“満腹太郎”

いかかでしたでしょうか。

ただリゾートを楽しむことも良いと思いますが、歴史を少し知っているだけで色々な見方が出来るようになり、新たな発見もたくさんみつかり、充実した時間を過ごすことができることがあります!

次回のハワイ旅行までの間にぜひどれか一冊読んでみてください!

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